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自家骨に匹敵する骨修復能を備えた高機能化人工骨材料の創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小西 敏功  岡山大学, 自然科学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、骨形成を促進する「ケイ素」および血管形成を促進する「銅」を導入したセメント原料粉体を用いて「骨形成能」および「血管形成能」を備えたペースト状人工骨を創製することを目的として、まず、1)銅を導入したセメント原料粉体の合成、および2)そのin vitroでの生体適合性を検討した。0-10mol%の銅を導入したセメント原料粉体を合成した結果、固相合成法、湿式合成法いずれにおいても、仕込量と同等の銅を含有した粉体を得られることが明らかになった。この粉体の溶解性は、0, 0.1, 1mol%では市販β-TCPと同程度であったが、5, 10 mol%ではβ-TCPよりも30-40%まで低下することがわかった。また、0.1, 1mol%の粉体ではControlおよびβ-TCPに匹敵する良好な生体適合性を示すことが明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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