燃焼ガス中水蒸気濃度の直接・迅速・連続測定を可能にする基準極を廃したガルバニック型ハイブリッドセンサーの開発
研究責任者 |
栗田 典明 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | プロトン伝導体であるストロンチウムジルコネートと安定化ジルコニアを貼り合わせた構造のセンサー素子を用いて雰囲気中の水蒸気活量のみに応答するハイブリッド型ガスセンサーの開発検討である。通常固体電解質を用いてガルバニック型センサーを構成した場合は必ず基準極およびその活物質を用意する必要がある。作製したセンサーは、構造を工夫することで基準極を廃し、かつ雰囲気中の水蒸気活量変化に対してその起電力は非常に良い応答を示した。一方、起電力の安定性は当初期待したよりやや劣ることが明らかとなったが、例えば、その応答性を生かしハザードセンサー等への応用への可能性がわかった。
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