概日リズムの調節を制御可能な人間に優しい表示装置の開発
研究責任者 |
辻村 誠一 鹿児島大学, 理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 現代社会では、さまざまな光環境で概日リズムが乱れ社会的な問題になっています。概日リズムの同調性が失わると例えば睡眠リズムの障害が誘引されます。一方で現代社会での様々な光環境は、個人ではそのコントロールが難しいことも事実です。近年、概日リズムの調節や明るさ感に密接に関連する新たな光受容器、メラノプシン細胞が発見されました。代表研究者は世界で初めてこの光受容器を独立に刺激する光刺激装置を開発した実績を踏まえ、本課題では従来装置を応用し、より安価でシンプルな概日リズムを調節可能な多原色表示装置を開発しました。装置の開発により輝度、色度の調節だけではなく、メラノプシン細胞への刺激量も変化可能な表示装置を実現しました。今後は映画など3原色の既成のコンテンツにも対応する予定です。
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