医用画像に対するモルフォロジーフィルタバンクの深化と応用
研究責任者 |
内村 圭一 熊本大学, 大学院自然科学研究科(工), 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 目標として,モルフォロジーフィルタバンク(MFB)の構造要素の形状による依存性などについての検討,MFBの眼底画像への適用による血管の抽出及びMFBの胸部CT画像への適用を目指した研究開発を行なった。その結果,板型の厚み形状をもつ構造要素が優れた性能をもつことを実験的に示した。MFBとニューラルネットワークを組合せた眼底画像からの血管抽出は既存手法と同等以上の性能を示した。また,MFBの胸部CT画像への適用結果では,すりガラス状陰影の特徴を残したまま,様々な大きさの正常血管を含む組織を削除できることが分かった。今後は,民間企業との共同研究において,MFBの特性を生かした医療用システムを開発することにしている。
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