血管新生制御に向けた新規タンパク質回転軸の多点制御法の開発
研究責任者 |
東山 繁樹 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 血管内皮細胞のタンパク質回転ダイナミクスを制御する鍵因子であるCUL3 E3リガーゼを基軸とした3つのユビキチンリガーゼシステム、1)VEGFR2制御軸のCUL3-BTBS-基質、2)アクチンダイナミクス制御軸のCUL3-BTBX-基質、3)細胞接着制御軸のCUL3-BTBY-基質に沿って、各複合体形成阻害剤探索用アルファ・スクリーニングシステムを構築・確立した。さらに、血管内皮細胞に発現する60種のBTBタンパク質よりCUL3に結合するBTB23種を決めた。これを基に、阻害剤探索用アルファ・スクリーニング全25種システムを構築・確立した。血管新生特異的阻害剤の探索に向けて、製薬企業と契約後、全25種のCUL3-BTB-基質阻害剤スクリーニングシステムとして導出し、連携先企業が保有する40万化合物のスクリーニングを開始した。今後、本スクリーニングで得られる阻害剤を基盤として、連携企業との共同開発・応用を目指す。
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