研究責任者 |
比江嶋 祐介 金沢大学, 自然システム学系, 助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では高温高圧水中での水熱合成による発光ナノカーボンの連続合成を目指して、流通式反応器を作製した。この反応器を利用して、多様な原料を用いて発光ナノカーボンを合成することに成功した。発光特性に関しては、励起光波長に依存して青色から橙色付近までの発光を有する発光ナノカーボンの合成が可能となった。連続合成の反応条件の最適化により、不溶かつ非発光の副生成物をほとんど生成せず、1時間当たり数十グラム程度の発光ナノカーボンを製造することが可能となるなど、高効率な大量合成法の確立に成功した。以上の成果を元に特許出願2件を行うとともに、複数企業との共同研究に発展した。
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