園芸作物の種類を問わず適用可能な害虫防除用LED照明技術の開発
研究責任者 |
石倉 聡 広島県立総合技術研究所, 農業技術センター, 副主任研究員
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 申請者らは、これまでに「防蛾効果あり」、「キクに開花遅延なし」及び「ヒトに不快感なし」の三つを同時に満たすLED照明技術に見通しを得ているが、当該技術の実用化にはキク以外の園芸作物全般への利用展開を迅速に進める必要がある。そこで、本研究では夜蛾類の被害が問題となっている園芸作物のうち、キクと同様に照明の影響を受けやすいイチゴを対象として、適用可能な照明条件の特定を試みた。その結果、実際の利用場面より遥かに過酷な照明条件を設定して処理した場合であっても、早晩性の異なる3品種の花芽分化および花芽発達に悪影響はみられず、技術移転及び実用化に向けて、当該技術の高い汎用性を実証することができた。
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