義手への応用を目指した小型ハイパワーアクチュエータの開発
研究責任者 |
森田 剛 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究の目的は、駆動力と予圧の独立制御性と、CFRPという音速の大きな材料による振動モード形状の特異性を利用した圧電リニアアクチュエータを提案、実証することにある。当初の提案原理を試し、その駆動原理を確認することはできたが、予圧制御に電磁駆動力を用いると、応答周波数に限界があることから十分な駆動力を得るのには適していないことが明らかになった。この結果をもとに、ランジュバン振動子と積層圧電素子を組み合わせた新規リニアモータを提案、試作した。積層圧電素子は電磁力とは違い、数10kHzの高い周波数でも予圧制御に用いることができ、小型リニア圧電モータに適した構成であることを実証することに成功した。
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