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水素キャリア(アンモニア)の低温常圧合成法の実用性評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 神原 信志  岐阜大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究は,排ガス中窒素酸化物から得た硝酸をアンモニア合成の原料とする斬新なアイデアのもと,硝酸イオンを常圧低温で還元して,水素キャリアとなり得るアンモニアを高効率に生成する実用的な反応法を確立することを目的としている。 還元剤にTiCl3を用いた時,60wt%硝酸水溶液から常温常圧でNH3収率72%を得た。また,波長306 nmのエキシマランプを照射すると光触媒効果が加わり,NH3収率は95%まで増加した。さらに,NH3生成コスト低減のために,還元剤を用いない新たな反応法を開発し,最大NH3収率59%を得た。この時のエネルギー効率は88.4%であり,当初の目標を達成した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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