ステンレス箔への貴金属一段階固定による排ガス浄化触媒の超高効率化
研究責任者 |
芳田 嘉志 熊本大学, 大学院自然科学研究科(工), 客員研究員
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | パルスアークプラズマ法を用いて耐熱性ステンレス箔上に直接Rhを析出させることにより,成型が容易な薄膜触媒の調製に成功した。本材料は高い空間速度を必要とする自動車排ガス浄化触媒として有効に機能し,また最適調製により従来と比較して貴金属使用量の低減が期待できることを示した。実用環境を想定した熱負荷により触媒活性は低下するが,劣化メカニズムの解明と抑制技術の開発を実現したことから極めて実用性の高い材料開発に成功した。今後は既存のメタルハニカム製造インフラを利用した触媒コンバーター製造を目指して劣化抑制技術の改良を行いたい。
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