末梢血DNAメチル化を指標とする子宮内膜症の早期診断分子マーカー開発
研究責任者 |
伊澤 正郎 鳥取大学, 医学部, 特任教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 子宮内膜症は、本邦生殖年齢女性の約10%に発症するが、対症療法に依存しているのが現状である。早期治療のための診断分子マーカーの開発は急務である。本研究は、子宮内膜症患者末梢血DNAのメチル化修飾を早期診断分子マーカーとして開発することを目標としている。
先行研究(伊澤正郎:平成25年度JST A-STEP FS)により特定した子宮内膜症患者に特徴的なメチル化修飾23領域(特許出願中)について、新たな14症例による精査検証を実施した。その結果、最終的に17領域への絞り込みに成功した。クラスター解析により、これらの領域に3患者群の存在が示唆された。
本研究により、末梢血DNAメチル化修飾を子宮内膜症の新規診断分子マーカー候補として決定した。今後計画する小規模症例による検証が待たれる。
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