ヒト生体内における薬物動態を予測可能なヒト化動物モデルの開発
研究責任者 |
香月 康宏 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では、薬物トランスポーターの中でも重要なOATP1Bクラスター遺伝子のヒト型モデルマウス作製を目的として、ヒトOATP1Bクラスター保持マウスES細胞の作製を目指した。具体的にはDT40細胞中にて、相同組換えを利用してヒト12番染色体上のヒトOATP1Bクラスターのセントロメア側にloxP配列を挿入し、テロメア側に人工テロメア配列を導入することで部位特異的染色体切断を行った。さらに上記改変ヒト12番染色体をマウス人工染色体保持CHO細胞に導入後、Creを発現させることで、マウス人工染色体上へOATP1Bクラスターをクローニングすることに成功した。今後は完全ヒト型OATP1Bマウスを作製し、創薬研究に活用する予定である。
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