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水素応答スイッチング素子の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 赤丸 悟士  富山大学, 水素同位体科学研究センター, 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、水素吸収により磁化が変化するPdCo合金を用いることで水素ガスによりOn/Offが可能なスイッチング素子を最適化し、様々な環境下での動作の影響を検証した。素子の端子にPdCo粉末を接着した銅板を用い、加えてPdCo粉末と素子に組み込んだ磁石との距離を調節することで、窒素雰囲気において水素添加1.5vol%以上の水素により可逆的にOn/Offが可能な素子を構築できた。また、この素子は空気雰囲気においても3.4vol%以上の水素添加により可逆的に動作可能であり、酸素存在下での動作が可能であることを示した。更には、水蒸気存在下でのPdCoの水素吸収への影響が大きいことが示唆されたことから、今後水蒸気に対する防御方法の検討を引き続き行い、より実条件下での動作が可能な素子の構築を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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