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マルチプレックスLAMPによるナシ萎縮病の簡易診断法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 永井 裕史  愛知県農業総合試験場, 環境基盤研究部, 主任研究員
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要ナシ萎縮病菌(チャアナタケモドキ)および、類似キノコ(チャアナタケ)を検出できるLAMPプライマーを設計し、これら2種を同時に色で判別できるマルチプレックス検出技術を開発した。発病樹試料をオガクズ状に削り、バッファーに磨砕懸濁するだけでDNAを簡易に抽出できた。解体調査で菌の侵入侵食経路を解析し、年輪調査用キリで極少量試料を採取する最適部位を決定した。年輪調査用キリで採取した極少量試料からDNAを簡易抽出し、マルチプレックスLAMPで診断した結果、61%がキット抽出(DNAすいすいW)の結果と一致した。発病樹では75%が一致したが、無病徴樹の一致は33%であり、樹体内菌密度が非常に低い場合はDNAのキット抽出が有用であった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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