冠動脈バイパス手術支援用血管吻合デバイスの研究開発
研究責任者 |
増澤 徹 茨城大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 複合低エネルギ生体組織接合技術を使い、冠動脈バイパス手術時にバイパス用血管を冠動脈に確実、安全に仮吻合する血管吻合デバイスの開発を行った。装置外部アーム加熱方式から内筒加熱方式に変更することにより、接合時の加熱範囲の最小化による心臓表面熱損傷の回避、装置の取り扱いの容易化、従来比3倍の加熱速度能、1.5倍の吻合強度の向上を行った。開発装置の大きは直径15mm、長さ68mmと十分に小型である。バイパス用血管の装置への30秒以内の装着、1分以内での吻合、吻合後の装置の取り外しが円滑にできる装置が開発でき、開発目標を達成できた。今後は実証動物実験、加熱方式の更なる高度化を図り、製品化に向けて技術移転を行って行く。
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