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天然ゼオライトを用いたSiCウエハの鏡面研削加工に関する研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 池野 順一  埼玉大学, 理工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では天然物からヒントを得てSiCウエハを高い生産性で鏡面創成可能な研削砥石の開発を試みた.その結果,価格でシリカ粒子と比べ1/20に相当する安価な天然ゼオライトを用いることで,OH基との反応性の比較的高いC面で表面粗さ2nmRa,加工能率2.673mm3/hを得た.よって,SiCにおいて鏡面研削砥石としての可能性を見出すことができた.さらにSi面ではほとんど除去加工ができないこともわかり,メカノケミカル研削が行われていることを突き止めた.さらにゼオライトの特性を変化させる手法を見出し,加工能率を向上させることに成功した.最後に,鏡面創成可能なビトリファイドボンドゼオライト砥石を考案し,SiCの鏡面化に成功した.今後,砥石としての発展に期待できる.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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