研究責任者 |
永長 久寛 九州大学, 総合理工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 工場などから排出される低濃度の塩素系炭化水素を効率良く分解除去する技術の確立を目的として、オゾン酸化反応に有効な触媒材料の開発を行った。各種遷移金属酸化物のオゾン酸化分解触媒特性、マンガン酸化物の構造と触媒特性について比較検討した。鉄鋼スラグはオゾン酸化分解反応において有効な触媒であり、活性成分(マンガン)以外の成分はオゾン酸化触媒特性に悪影響を及ぼさず、オゾンが効率的にVOC分解反応に利用されることを見出した。さらに、マンガン系担持触媒によるジクロロメタン酸化分解挙動にについて追跡し、高い分解活性を示すための最適な条件や必要となる触媒特性について知見を得ることができた。
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