研究責任者 |
關谷 尚人 山梨大学, 医学工学総合研究部, 助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 超伝導送信フィルタの課題はトレードオフの関係である小型化と耐電力特性の向上を同時に実現することである.しかし,超伝導フィルタに用いられてきた従来のマイクロストリップライン構造では非常に困難な課題であった.そこで,申請者は新しいフィルタ構造であるダブルスリップ共振器(DSR)構造を開発し,小型化と耐電力特性の向上を同時に実現できることを明らかにするために,4段デュアルモード共振器フィルタを用いて実証試験を行った.その結果,提案構造を用いることで,従来技術では困難であった小型化と耐電力特性の向上を同時に実現できることを明らかにした.今後は入出力の給電部分に損失となる原因があるため,給電方法を改善し低損失化を目指す予定である.
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