概要 | 子宮頸癌のハイリスクタイプといわれているHPV14種(HPV16, 18, 31, 33, 35, 39, 45, 51, 52, 56, 58, 59, 66, 68)を高感度かつ特異的に検出可能なEプローブを設計し検証することを目的とした。HPV14種特異的配列を有するプラスミドをサンプルとして、各タイプ特異的プライマーによるPCR反応とその産物に各タイプ毎に設計したEプローブを反応させ、その感度と特異性を検討した。14種のうち7種(HPV16, 18, 35, 56, 59, 66, 6)については、目的配列を有するDNAが既存の方法と比較し大幅に少ないコピー数であっても高い感度で検出でき、さらにヒトゲノムDNAへの交差反応がないことを明らかにした。今後は、残る7種の未解決のプローブを早期に決定し、臨床サンプルを用いた検出感度と特異性の検証を進める。
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