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廃瓦骨材の内部養生を活かした高強度フライアッシュコンクリートの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小川 由布子  広島大学, 工学研究院, 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本課題は、廃瓦骨材の内部養生効果による高強度コンクリートへのフライアッシュの有効活用のみならず高性能化を目標とし、フライアッシュコンクリートにおける所定の初期強度の確保、および廃瓦骨材の内部養生による蒸気養生を行ったコンクリート組織の改善を検討した。この結果、フライアッシュをセメントに対し40%置換した場合であっても、水結合材比30%で早強セメントを用い蒸気養生することで、材齢1日の圧縮強度が35N/mm2以上となり、プレストレストコンクリート構造へ適用できる可能性が示された。また、フライアッシュ40%置換したコンクリートに、廃瓦粗骨材を内部養生材として粗骨材に対し10%質量置換して混入することにより、材齢初期にコンクリート内の相対湿度を高く保持し、その後の圧縮強度、中性化抵抗性、塩化物イオン浸透抵抗性が向上する可能性が示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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