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酵素検出電気化学チップによる前立腺癌の早期診断法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 竹中 繁織  九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究ではPSAの検出のためPSAの認識ペプチドに電気化学的に活性なフェロセンを修飾したペプチドプローブを2種類合成した(PSAG0, PSAG3)。PSAG0とPSAG3はともに金電極上に固定化され、高い電子移動速度を有することが明らかになった。このうち、PSAG0固定化電極に対して、前立腺がん患者の血清を含むサンプル溶液を処理した。その結果、血清をサンプル溶液で5倍希釈した場合、37%の電流減少率を示し、血清をサンプル溶液で10倍希釈した場合、49%の電流減少率を示した。これらのサンプルを加熱処理し、PSAの活性を失活させたサンプルでは11%の電流減少率を示したことより、本検出システムでPSAの活性検出が可能であることがわかった。本研究提案を企業化するには、装置、電極、試薬の開発が必要となる。そのため、今後は装置、電極、試薬について、それぞれ共同開発が期待できる企業との連携を進める。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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