ヨモギルテインの活用:アルツハイマー病の予防を目指して
研究責任者 |
仲川 清隆 東北大学, 農学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 赤血球の過酸化の抑制、ひいてはアルツハイマー病の発症や進行の予防に、ルテインの食品からの摂取の有効性が期待される。しかし、ルテインに富む食材は限られ、調理や加工でルテインは減じる。先にルテインを多く含む食材を調べたところ、宮城県産『ヨモギ』のペーストにルテインが特徴的に含まれる手がかりを得た。そこで本研究では、ヨモギペーストのルテイン含量を確定し、加工条件との関係を明らかにした。本成果は高ルテイン-ヨモギペーストの製造につながり、今後のヒト試験でルテインのような日常摂取する食品成分の活用がアルツハイマー病の予防や進行抑制に役立つことが確証され、高齢化社会の諸課題への貢献が期待される。
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