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耐熱性溶菌酵素を用いたファージセラピー基盤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 土居 克実  九州大学, 農学研究院, 講師
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要安定性が高く、広範な細菌種に利用可能な新規抗菌剤の開発を目指し、好熱性ファージの耐熱性溶菌酵素であるEndolysinとHolinを大量生産し、それらの特性を解明することを目的とした。その結果、これら遺伝子を大腸菌内での大量発現に成功した。Endolysinは、N-acetylmuramoyl-L-alanine amidaseに分類され、至適温度70℃、至適pH7で10分以内に溶菌した。また、100℃でも40%程度の残存活性を示し、pH5〜10で安定であった。本酵素は好熱菌7株の他、Listeria monocytogenes、Enterococcus faecium、Pseudomonas fluorescens 等グラム陽性・陰性の病原菌にも高い抗菌活性を示した。HolinはSuperfamily IVに属し、80分以内に大腸菌を破壊することが示された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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