高時間分解能を実現する半導体放射線検出器用デジタル信号処理装置
研究責任者 |
福地 知則 独立行政法人理化学研究所, ライフサイエンス技術基盤研究センター, 研究員
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 半導体放射線検出器用のデジタル信号処理装置において、放射線検出時刻の導出精度を向上させる新規の解析手法を開発した。デジタル信号処理装置は、検出器からの信号波形をデジタル数値に変化して数値解析を行いエネルギーや時間情報を導出するものであり、解析に用いる波形を劣化させること無く時間遡りができるなどの利点がある。従来のデジタル信号処理手法は、アナログ信号処理手法をベースとしてデジタル数値解析に置き換えたものが主流であったが、本研究では、デジタル信号処理の利点を生かし、デジタル信号処理に特化した解析を行うことにより放射線検出時刻の導出精度の向上を実現した。今後、ハードウェア上でのスループット等の動作確認をした後、基本原理について特許申請を行い、製品化へと展開する。
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