1. 前のページに戻る

唾液腺や肺の老性萎縮修復成分の乳製品副産物からの抽出、同定と創薬

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石川 康子  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(歯学系), 准教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要乳製品副産物中に唾液腺や肺の老性萎縮を修復する成分があることを見つけた(Journal of Functional Foods 21, 349-358, 2016)。本成分は、老齢ラットの唾液腺や肺の遺伝子発現を若齢ラットの遺伝子発現に近づけることによって、唾液腺機能の老性変化を若齢の唾液腺機能に近づける。本研究では、その成分を抽出するため、分子量分画、各種の溶媒分配、免疫沈降実験を行った。その結果、有効成分は、分子量が14,000以上で酢酸エチル層に分配されることを明らかにすることができた。有効成分の構造決定にまでは至らなかったが、有効成分を含む画分を飲用した実験動物の遺伝子発現パターンから、厚労省の指定難病であるシェーグレン症候群に有効と判断できるので創薬へと進めている。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst