手術用吸引器用アタッチャブル力センサシステムの開発
研究責任者 |
渡辺 哲陽 金沢大学, 機械工学系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 脳神経外科手術では術野が狭いため視野の確保が重要である.視野の妨げとなる組織を圧排するためにはリトラクターが,血液が視野の妨げとなる場合は吸引器が用いられている.これらを同時に組み合わせて使用するためのものとして,吸引器先端に取り付け可能なシリコーンリトラクターを開発している.しかし,これを使用し組織を圧排する力の調節は医師の経験に委ねられているのが現状である.脳組織に過負荷を与えると,組織が傷つき患者に後遺症をのこす危険性が生じる.これを鑑み,本研究では,圧排,吸引,力センシングが同時に可能なシステムを開発した.シリコーリトラクターに変形拡大部を設けそれをファイバースコープで計測するシステムである.
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