研究責任者 |
苅谷 研一 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 統合失調症(Sz)は、その発症メカニズムの理解の進展と、より有効な治療法の開発が待たれている。多数の遺伝子がSzの発症に関与すると考えられているが、多くの精神疾患に関与するDISC1遺伝子をその中核に位置付ける考え方がある。 申請者らは、Szに特異的に関与すると思われる新規DISC1結合分子を自ら同定してノックアウト (KO) マウスを作成し、各種試験での検証によりSzのモデルマウスとしての有用性の確立を目指した。KOマウスは自発行動、社会性、感覚ゲーティング機能などの異常を示し、Sz患者の症状と矛盾しなかったが、今後も多数の個体で検証を継続し、Szモデルとしての実用化に結びつけたい。
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