研究責任者 |
伊藤 安海 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では独自に開発した測定系を用い,①皮膚動的粘弾性調査,②皮膚緩衝性能調査、を実施したうえで表皮・真皮・皮下組織に力学的特性が近い工業材料を選定して組み合わせることで打撃事件の鑑定や医療や安全性評価の現場で受傷リスク評価に用いることが可能な「外力による人体損傷評価用疑似皮膚」の開発を目指した.その結果,すべての特性を人体に合わせるためには表皮代替材に適度な張力を与える必要があることが明らかとなり,人肌ゲルを20%張力を加えた医療用ドレッシング材で覆うことで硬度,動的粘弾性,緩衝性能が20代男性の標準的な皮膚に酷似した疑似皮膚の開発に成功した.
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