アパタイト酸化物イオン伝導体を用いた低温作動型酸素センサの開発
研究責任者 |
中山 享 新居浜工業高等専門学校, その他部局等, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 低温域でも高い酸化物イオン伝導性を示すアパタイト型ランタンシリケートを電解質材料に用いた酸素ガスセンサについて、この電解質材料に適した電極材料の探索及びランタンシリケートの酸化物イオン伝導の向上などに取り組むことで、低温作動酸素ガスセンサの実現を目標とした。100℃での伝導率が1×10-5 S・cm-1以上のランタンシリケートセラミックスを電解質材料に用いた電位検出型酸素ガスセンサでは、その起電力は100℃付近でも酸素分圧(対数)に直線的に変化し酸素ガスセンサ応答が確認できた。さらに、電解質材料の伝導率向上させることができれば、室温付近での酸素ガスセンサ応答の実現が可能であることもわかった。
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