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安心かつ痛みのない糖尿病治療を目指したインシュリン経皮投与パッチの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大谷 亨  神戸大学, 工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、生体適合性の高い独自の生体材料(PEGグラフト化ヒアルロン酸)を利用したインシュリン含有マイクロニードルを作製し、動物実験から血糖値が少なくとも投与4時間後には40%にまで低下するレベルに達するように放出制御することを目標とした。マイクロニードルの作製に先立ち、PEGグラフト化ヒアルロン酸に含有したインシュリンの生理活性を確認するために血糖値低下実験を行い、インシュリンの生理活性保持を確認した。0.6Uのインシュリンを含有したマイクロニードルを作製し、ラット皮膚に貼ったところ、6時間後血糖値が約40%低下した。以上により、インシュリンの活性が保持されたマイクロニードルによる経皮投与パッチの可能性を示した。今後は血糖値降下速度と量の最適条件を見いだす展開が必要である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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