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機能性酸化物ナノ粒子を用いた温度変調型スマートウインドウの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松井 裕章  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要近赤外光遮断技術は、省エネルギー社会に向けて重要な課題である。本研究は、60℃近傍で金属・絶縁体転移を示す酸化物VO2に着目した。VO2ナノドット構造におけるプラズモン励起の光学特性の理解は、VO2ナノ粒子シートのプラズモン励起の理解に貢献した。また、単一相であるVO2ナノ粒子を用いて作製されたナノ粒子積層シートは、近赤外域で表面プラズモン励起が発現し、明瞭な温度履歴を示した。ナノ粒子シートのプラズモニック機能は、ナノ粒子間で発現する電磁相互作用が重要な役割を果たすことを見出した。上記の成果より、外気温の変化を自律的に感知し、近赤外域の光透過性を自動制御可能なスマートウインドウに向けてVO2が適することを実証した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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