ホタテ加工残渣(ホタテウロ)の畜産用飼料化技術の研究開発
研究責任者 |
福田 覚 弘前大学, 食料科学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 目標達成するため、初めにホタテウロが可溶化(スラリー状)となる適切な条件を探索し、スラリー状にする条件を確立することに成功した。次に競争吸着法により、脱カドミウムしたホタテウロはカドミウム濃度が1.7mg/kgを示し、飼料安全法の3.0mg/kgを下回った。したがって、目標である競争吸着法によるホタテウロのカドミウム分離条件の確立を達成した。脱カドミウムしたホタテウロは液状のため乾燥する必要があり、脱脂米糠に吸着させ乾燥後、大豆粕の代替として利用できるかどうかの検討を行った結果、代替できることが分かった。今後は実際に畜産用飼料として利活用可能か実証への展開が考えられる。
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