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関節アライメント改善および外的負荷軽減を目的とした新たな関節サポーターの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 建内 宏重  京都大学, 医学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、変形性股関節症患者の関節負荷軽減・症状改善を目的とした関節サポーターのプロトタイプを作成し、患者での客観的・主観的評価を行った。その結果、股関節3次元アライメント変化とアライメント約5度修正を達成できた。また、関節安定化を目指した股関節の前面部圧迫という新規技術開発を行った結果、痛みや歩行負荷軽減等の主観的症状が改善した。一方、弾性ストラップサポーターでは効果が患者毎に異なったことから、テーラーメイド型サポーターの必要性が示唆された。本研究成果は、関節サポータープロトタイプの装着容易性や耐久性等の改良点はあるが、病態改善・予防に係る知見や実用化に向けた基礎的知見提供に寄与する。今後は、変形性股関節症患者を対象とした関節サポーターの長期間の使用効果検証実験、ならびに対象者を変形性膝関節症患者にも拡大し、股関節部の関節サポーターによる膝関節のアライメントや外的負荷への効果も検証していく予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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