超臨界CO2利用・低環境負荷金属ナノ粒子コーティング装置の開発
研究責任者 |
佐古 猛 静岡大学, 工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では超臨界CO2を用いて、低環境負荷で高効率の金属ナノ粒子のコーティング装置及び技術を開発した。ここでは金属ナノ粒子としてニッケル、コーティング材として銅アセチルアセトナートとクロムアセチルアセトナートを使用した。開発した装置はコーティング材を超臨界CO2に溶解する溶解槽、コーティング材を分解して金属ナノ粒子表面に析出させる熱分解槽から構成される。本装置を用いてコーティングを行ったところ、コーティング膜厚はコーティング材の熱分解槽への供給時間、超臨界CO2中へのコーティング材の溶解度等でコントロールできることが明らかになった。更にこの時、粒子の凝集を抑制しながらコーティングすることができた。
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