界面重合反応を活用した剥離紙のいらない粘着紙の開発
研究責任者 |
市浦 英明 高知大学, 農学部門, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では、界面重合反応を活用して、剥離紙のいらない粘着紙の調製を目的に研究を行った。その結果、界面重合反応を活用して粘着剤含有機能紙の調製が可能であった。粘着剤は、エマルション系および油溶性系ともに利用することは可能であった。さらに、剥離紙の必要がないことも確認できた。油溶性粘着剤の場合、粘着性が発現した場合の粘着剤定着量を算出したところ、50g/m2以上であった。また、その条件の場合、剥離強度を十分に発現することができた。剥離強度の最大値は、約500 mNで、十分な粘着強度であったことから、本研究の目的を達成することができた。今後は、プラントレベルでの開発を目指していく予定である。
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