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体位センサーを搭載したアクチグラフ睡眠計・自由行動下血圧計の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 佐伯 圭吾  奈良県立医科大学, 医学部, 講師
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究開発の目標は、①体位センサーで推定した就寝・離床時刻の正確性の検討、②それに基づく自由行動下血圧計とアクチグラフの睡眠分析結果について、従来用いられている自記式生活記録に基づく分析結果と比較することで、妥当性を検証することである。視認就寝時刻とセンサーで特定した就寝時刻は、1分程度以内の誤差で一致した。就寝・離床時刻に体位センサー推定値を用いた場合と自記式生活記録を用いた場合の比較では、1週間の総睡眠時間、睡眠効率、中途覚醒時間はともにr>0.7の高い相関を示し、実生活下2日間の日中・夜間収縮期値血圧は、誤差1.0 mmHg以内で一致した。以上の結果から、体位センサーを搭載したアクチグラフおよび自由行動下血圧計は、被験者が生活記録を記載する負担を軽減し、ほぼ同等の正確性で睡眠指標および血圧指標を推定することができることが示され、本研究の目標が達成されたと考えられる。本研究開発から特許申請を行った。今後は製品化に向けて、体位センサーの装着性の向上と、自動計算ソフトウェアの整備を行う予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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