石英ガラスを用いて接触観察を可能とした処置用消化管内視鏡の開発
研究責任者 |
大澤 恵 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では、対象物と内視鏡のCCDカメラの間の空間を透明度の高いガラスで確保し、接触観察を可能とした新たな形状の消化管内視鏡の開発を試みた。開発の進行に伴い生体内での安全性やコストの軽減、装着性の良さなどを検討する必要性が生じ、透明度の高いシリコン素材を使用して対象物とCCDカメラの間を埋める手法を採用し、オリンパス社の上部および下部消化管内視鏡に適合し、かつ前方送水機能を確保した新たな先端キャップを設計し製作した。最終的には研究期間内の開発で、新たな形状のディスポーザブル先端キャップが完成し、上部消化管内視鏡用の製品を『コンタクトビューフード』として共同研究企業が製品化した。
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