環状ペプチドによる肝細胞増殖因子-受容体の相互作用阻害剤の開発
研究責任者 |
酒井 克也 金沢大学, がん進展制御研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | HGF(肝細胞増殖因子)-Met 受容体の阻害は、がん転移・薬剤耐性の克服につながる。本課題ではHGF阻害ペプチド(HiP-8)の最適化・活性向上と、阻害機序の構造基盤解明を目的とした。配列最適化スクリーニングおよびPEG修飾により、構造—活性相関情報の取得と、安定性・比活性の向上した類縁体の取得に成功した。また、HiP-8 が結合するHGF 分子内ドメインの特定と作用機序の解明に成功した。今後、動物モデルにおけるリードペプチドの薬物動態、薬効評価を行う。また、ペプチド-HGF複合体の共結晶構造を明らかにし、Structure based drug designによる活性の向上を試みる。
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