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高効率・薬品無使用・省エネルギー型の先駆的な重金属汚染土壌浄化技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 鈴木 祐麻  山口大学, 理工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究の目的は、土壌中に含まれる金属酸化物が鉛・ヒ素(V)の土壌中挙動に与える影響に関する理解を深め、得られた知見に基づいた新しい土壌浄化技術を提案することである。本研究により得られた結果を下記にまとめる。 ・土壌中に含まれる金属酸化物は、カオリナイト[Al4 Si4O10(OH)8]と比較して高い鉛(II)収着能を示した。この結果から、金属酸化物は鉛(II)の土壌中挙動に大きな影響を与えていることが示唆された。 ・土壌中に含まれる金属酸化物を磁力選別により除去することにより鉛・ヒ素(V)を土壌から除去する技術の開発を行った。有機物を含まない汚染土壌は最大27%(鉛)および42%(ヒ素(V))の除去率にとどまり、有機物含有汚染土壌では除去率がさらに低下した。 ・実用化に向けては、土壌中の有機物の影響、鉛およびヒ素の粒子径、磁選機の磁力の大きさなどが重要であることが分かり、今後の研究開発の方向性が明確になった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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