接触燃焼式ディーゼルパティキュレート検知センサの開発
研究責任者 |
西堀 麻衣子 九州大学, 総合理工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 接触燃焼式粒子状物質(PM)センサを作製し、実用条件を模擬したガス流通条件下でのPM応答特性評価を実施した。その結果、燃焼熱を検出する本センサの検知原理では、触媒との接触性や熱伝導性など様々な要因が応答性能に寄与するため、PMの定量検知は困難であるとの結論を得た。そこで、本研究開発で得た触媒構造設計指針を取り入れ、PM燃焼反応によって生じるCO2の発生とそれに伴う局所的な酸素分圧の変化を、限界電流式酸素センサで検知する新規な原理に基づく検知法について検討した。その結果、触媒反応場で燃焼したPMに起因する変化のみを検知することに成功し、今後、本手法をPMセンサへ応用することを目指す。
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