研究責任者 |
志築 文太郎 筑波大学, システム情報系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 申請者がこれまでに見いだした「能動的な音響計測による把持状態認識」は、物体がどのように触られているのか(すなわち把持状態)を、物体を様々な周波数で振動させその響き具合を見ることによって簡単に認識できるという非破壊的かつシンプルな原理(以降基本原理)である。申請者はこれまでこの基本原理を示し、さらにこの基本原理が一組の振動スピーカとマイクとを使って実装可能であること、様々な把持状態の認識に応用できることを明らかにした。本研究開発では、この基本原理を把持状態に加えてその強度という連続量も認識するものへと拡張し、これをソフトウェアパッケージ化した。このソフトウェアパッケージを用いれば、UIデザイナは一組の振動スピーカとマイクを購入して試作品に取り付け、把持状態とその強度に応じて振る舞うUIデバイスの試作が容易に行える。
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