生体内3次元振動分布の可視化へ向けた多波長光ホログラフィック・トモグラフィー装置の開発
研究責任者 |
崔 森悦 新潟大学, 自然科学系, 助教
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 本研究では、生体組織(特に、内耳蝸牛内の上皮帯)の内部構造の断層形状計測と振動計測が同時に可能な生体内3次元振動分布の可視化装置の開発を行った。多波長走査型光コヒーレンストモグラフィー(MS-OCT)と広視野ヘテロダイン法を開発し、0.5 mm四方の平面一括撮像による、OCT分解能 : 2.5 µm、測定深度: 0.5 mmの三次元断層可視化及び、振幅感度: 5 nm、測定可能周波数: 1~10 kHzの生体内部振動の可視化を達成した。今後は、生きたモルモットの蝸牛の上皮帯の直接計測を目標に、撮像光学系の最適化とMS-OCTの性能を向上させた新しい光コム・超短パルス撮像装置の開発を行う。
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