1. 前のページに戻る

介護食用のきざみ食材をまとめるための天然物由来食品用接着剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 畠中 芳郎  地方独立行政法人大阪市立工業研究所, その他部局等, 研究室長
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要咀嚼、嚥下機能が低下した高齢者に対して、誤嚥予防のために食材を細かく刻んでとろみ剤などでまとめる処理が行われている。この処理では食材がペースト状の外観となり、元々の食材がイメージしにくいために食事意欲を低下させる問題がある。本研究では、刻み食材を食品用接着剤で元の食材がイメージしやすいように成形し、食欲の低下を緩和することを目的とした。接着のための素材検討を行った結果、特定のタンパク質をアルコール類に懸濁し、長時間攪拌することで、適切な粘着性を持つ接着素材ができるものがあることを見いだした。本素材は水分活性が低くて雑菌汚染に強いことや、加熱により接着が低下することが無いなどのメリットもあった。現在、市内企業と共同で特許取得や試作品作製など商品化の検討を進めている。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst