研究責任者 |
井上 啓 金沢大学, 脳・肝インターフェースメディシン研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 研究責任者は、マウスを用いた検討から、緑豆タンパク(Mung bean protein isolate/ MPI)が、強力に肝中性脂肪含量を減少させることを見出した。肝臓脂肪合成酵素の発現をモニターできる肝脂肪合成レポーターマウスを用いた検討においても、20週間の高脂肪食飼育条件で、MPIは持続的に肝臓脂肪合成酵素の発現を抑制した。MPIが肝臓脂肪蓄積を抑制する食材として有望であることを見出した。脂肪肝は、脂肪肝炎・肝硬変へと増悪する非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)として、治療・予防が必要な疾患である。今後は、本研究開発の結果から、MPIを「NAFLDの発症を予防しうる食材」として研究開発していくことを計画している。
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