研究責任者 |
山路 稔 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 現存の発光性有機分子は熱・光・湿度・酸素等の外部因子に対して劣化し,デバイスとしては寿命が短いことが問題である。本研究では堅牢であるフェナセン分子骨格を公知のクマリン分子骨格に組み込み,高発光効率性を保ったまま外部因子に対する耐性を向上させた青色発光性分子の合成法および発光特性を向上させる方策を開発し、分子設計を行った、その結果、提示した目標基準を全て満たす化合物の開発に成功し、知財申請を行うに至った。
1)空気中,室温で安定に単離可能であること。
2)380-480 nmの波長領域に蛍光を示すこと。
3)有機溶媒中の蛍光収率が0.2以上であること。
4)融点が300 ℃以上であること。
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