高純度水素と機能性炭素を併産する新規なメタン直接分解プロセスの開発
研究責任者 |
宮越 昭彦 旭川工業高等専門学校, その他部局等, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 水素製造技術に関しては、マイクロ波を加熱媒体とするメタン分解反応に関して触媒成分の役割を特定し、2種類の反応モード(反応温度を固定するモードとマイクロ波出力値を固定するモード)による触媒活性挙動の違いや、メタン分解時に生じる炭素体の役割について明らかにすることができた。特に第2成分の添加により低マイクロ波出力(200W)でも70mol%以上の水素収率を達成した。メタン分解炭素の応用技術に関しては、メタン分解炭素の精製手法として超音波と磁性を組み合わせた処理が有効であることを突き止めた。さらに電極材への応用として粉末体の粒径と電気応答性に関係性を見出した。以上により水素製造と機能性炭素製造の両面で実用化に向けた検証ができた。
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