PC鋼材を腐食から守るためのイオン交換樹脂混入再注入用グラウトの開発
研究責任者 |
睦好 宏史 埼玉大学, 理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2014 – 2015
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概要 | 現在我が国のコンクリート橋のうち,約60%がPC橋で,グラウトの未充填なものが多数判明している。さらに、ダクト内には塩分が付着しており、塩分を吸着できる再注入用グラウトの開発が求められている。本研究開発では、イオン交換樹脂を混入したグラウトについて、要求される性能(強度、ブリージング、粘性)を満足する配合を明らかにした。さらに、イオン交換樹脂を混入した再注入用グラウトにより、PC鋼材に付着した塩分をどの程度吸着できるかを明らかにした。次の段階として、実PC橋に適用し、製品化することを目指すものである。
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