研究責任者 |
宮崎 孔志 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2014 – 2015
|
概要 | 我々が開発した毒素産生抑制剤を創傷被覆材に適用し、褥瘡および感染創傷に対する治療法を確立するのが目的である。モデルマウスに感染創傷を作出し、市販創傷被覆材に抑制剤溶液を浸み込ませ検証したが、有意な創傷治癒効果は認められなかった。しかし、病理組織学的には市販銀配合被覆材と比較すると高い治癒作用が認められ、銀配合市販品に対する優位性が示された。また治癒の早いモデルラットを用いて再度検証した結果、市販被覆材よりも有意に治癒が早まり、感染創傷に対する治療法が確立できたと思われる。今後は、被覆材に抑制剤を直接配合した試作品を作製し、その効果を検証し実用化につなげていく。
|