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高酸素還元活性を発現する固体高分子形燃料電池用複合酸化物担体の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 酒井 剛  宮崎大学, 工学部, 教授
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要本研究では、我々が見出した低価数チタンであるTi3+を出発原料としてTi-Sn系沈殿試料を調製すると、焼成温度よりも低い温度での水熱処理によって結晶化が進行する現象を基に、燃料電池担体に適用可能な高比表面積結晶性TiO2-SnO2複合酸化物の開発を行った。150℃での水熱処理後で168 m2/gの比表面積値が得られ、80℃での水熱処理では184 m2/gの結晶性TiO2-SnO2複合酸化物が得られることを実証した。また、水熱処理による結晶化現象について、含有されているTi3+によることをXPS測定によって明らかにした。さらに、この特異現象を利用して電極触媒を調製し、市販試料の2倍の値の比活性が得られることを明らかにした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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