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一般的な印刷物やサイネージ映像から気軽に情報を得られる電子透かし技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岩田 基  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教
研究期間 (年度) 2014 – 2015
概要映像を対象とした研究開発内容として,従来手法では16ビットだった埋め込み可能ビット数を22ビットに拡張した上で,画質の評価指標である透かし入り動画像のPSNRを34[dB]以上にできた.また,300[ms]~476[ms]という短時間で正しい透かし情報を誤りなく抽出できることを確認した.印刷物を対象とした研究開発内容として,サーバとの通信を要するものの,画像検索技術を応用して「特別なマーカーや枠を必要とせずに透かし入り印刷物の位置を特定できる」という当初目的を達成できた.また,画質の評価指標である透かし入り画像のPSNRについても42[dB]以上を実現できた.さらに,QRコードにも使われているパターンを採用した従来手法では左右45度の角度からは透かしを抽出できなかったのに対し,開発技術では92%~98%という高い割合で正しく透かしを抽出できた.抽出にかかる時間は,サーバとの通信時間を含めても900[ms]と,1秒以内での抽出を実現できた.今後は,学会発表,新技術説明会その他への参加計画等を通じて共同研究パートナー企業を求める.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2022-01-06   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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